HOME MEDICAL CARE

地域で支える「在宅医療」

病気とともに「おうちで過ごす」

病気とともに「おうちで過ごす」イメージ

入院中「家に帰りたい」と願う方は、たくさんいます。
家族の負担を考えて「帰りたい」と言えない患者さんもいます。「どうせ無理だから」と諦めている患者さんもいます。

その希望を口に出すか出さないかは別として、病室を出て住み慣れた家に帰りたい方は多いはずです。退院して家に帰る時、涙ぐむ患者さんは少なくありません。
家に帰れることは、誰にとっても心躍ることなのです。

その希望を叶えるのが「在宅医療」です。

病気が治ってからでなくても、病気を持ったまま自宅で過ごす。
寝ている時間が長いからこそ、居心地のよい場所が大切です。
家に帰っただけで元気が戻った方々に、たくさんお会いしてきました。

一方、「おじいさんの病室に毎日通うのが大変」という高齢の介護者がいます。母親が入院し、子供が寂しい思いをしている家族もいます。「限られた命であるならば、ほんの少しでも一緒に過ごしたい」という家族もいます。家族にとっても、自宅での療養が望ましいことも多いのです。

独居のまま在宅で療養することもできます。家族が外出している間は、ひとりで寝ている患者さんも少なくありません。そんなご本人とご家族の希望を実現するための医療・福祉のスタッフがこの地域にはたくさんいます。

病院で療養する、施設で療養する、自宅で療養する。それぞれの選択に長所も短所もありますが、病院スタッフ・私たちも含めた関係者全員で話し合い、理解した上でご本人とご家族が決めることができるのです。

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