おうちで療養する「在宅医療」

利用者の声

利用者の声

お母様を自宅で看取られた娘さんからのお手紙を、許可をいただいて掲載しています。

6月はじめに突然
「癌です。末期なので余命3ヶ月と思ってください」
と宣告され、あっと言う間に体調が悪くなり、あっけなく旅だって行きました。
ただ泣くしか能のない娘としては、受け入れることが精一杯でした。

ひとりでは、きっと何もできなかったであろう私が、まがりなりにも母を見送ることができたのも、心をこめてお世話をしてくださった皆様、主人、妹のおかげです。

「大切な人との別れの準備」のおかげで母が歩む道を知り、自分自身も母の灰を受け入れる気持ちを少しずつ作り上げていくことができました。

食事ができないことも、
水分をとれなくなるのも、
きちんと受け入れることができ、
無理矢理与えることもせず、
薬も無理に飲ませず、
穏やかな気持ちで母に接することができたと思います。

私には特別なことは何も言いませんでしたが、妹には
「とても良い人生だった。幸福だったから思い残すことは何もない」
と言っていたそうです。
こんな穏やかな気持ちで旅立つことができたのも皆様の献身のおかげです。

心配と不安がいっぱいで、波の高い在宅でしたが、本人だけでなく、私たち家族のケアも心配りしていただき、娘としての役割を果たさせていただけた気がしております。
在宅のおかげで、一緒に介護をしてくれた主人の人としての大きさ、優しさにも気づかせていただきました。
今後は皆様にいただいたご恩を少しずつお返ししながら、しっかりと生きてゆこうと思っております。